シャクルトンの大漂流

シャクルトンの大漂流

著:ウィリアム・グリル

 

大判の絵本。

北欧っぽい色鉛筆で描かれたタッチが優しく、色合いも綺麗で素敵。

内容は、20世紀初頭に南極横断に挑んだシャクルトンたちの物語。

 

結果を言ってしまえば、南極横断は失敗する。

でも南極大陸座礁してしまったなか、どのような工夫をして乗り越えたのか。

気持ちを保って、仲間たちのモチベーションを下げずに、ほぼみんなで生きて帰ることができたのか。

その冒険譚だった。

なのでストーリー展開が大きい訳ではない。

でも南極の大きな海で孤立無援になったり、みんなで工夫してキャンプを設営したり、そのドキドキやワクワクが優しいタッチの絵に表れていて、面白かった。