ずっとお城で暮らしてる

ずっとお城で暮らしてる

著:シャーリィ・ジャクスン

 

 

本屋さんで見かけ、タイトルと装丁に惹かれて。

久々に「他の作品も読みたい!」と思う作家さんだった。

やはりどうしてもアメリカ文学が好きらしい。

 

 

ストーリーは、一家惨殺が起こった屋敷で暮らす姉妹の日々。

閉鎖された空間で、自分たちのルールに則って、厳かに暮らしている。

そこに現れた客人によって、そのバランスが少しずつ狂ってきて……というもの。

妹の日々は正直異質で、普通ではないのに、読者としては客人によってバランスが狂う様が許せなくなる。

元の2人の世界に戻して!と思ってしまう。

 

日常と非日常の境を描く作家のようで、ホラーや恐怖小説に分類されることが多いらしい。

以前読んだ「絶望図書館」にも収録されていた。

 

個人的には彼女が子育ての様子を描いた「野蛮人との生活」が読みたいのだけれど、絶版(古本屋サイトで2万越え)だし、図書館にも入っていない…。

国会図書館にはもちろんあったけれど、持ち出せないし…。読みたいなあぁ〜

とりあえず他の作品を漁ってみよう。