二番目の悪者
著:林 木林
装丁やイラストが素敵で、期待ワクワクで読んだ。
が、内容が説教くさくて苦手であった。。。
小学生向けの絵本や児童書で、そこに教訓を入れるにしても、
ストーリー的には、「自分が一番」
これはワガママなライオンが悪かったのか?
噂を自分の目で確かめず、責任転嫁をしていた国民ではないか?
という教訓。
傍観が罪である、というテーマはとても良い。
だったら、この國の滅亡をもっと客観的に描いて欲しかった。
要所要所に説教くさい一言が挟まっていて、
これは全く私の主観だけれど、
直接的に、言わなくていいことまで言ってしまう。
私の好きなクリス・ホートンの絵本だったり、
悪いことをして、本人が困って、
そうすると、笑いながら、ちょっとほろりとしながら、
それがひとつの絵本の役割ではないだろうか。