グリーンピースの秘密
著:小川糸
作家の小川糸さんのベルリンでの生活日記。
本当に個人的な日記のようで、日常のこと、その日の気分が脈略もなくつらつらと書かれていて、面白い。
小川さんは料理が好きとのことで、料理や食材の描写が素敵。
そしてやはりそこにはドイツらしさがうかがえる。
タイトルにもあるグリーンピースも出てくるが、実は本の中に一番出てくるのはアスパラガス。
アスパラガスを焼いて、ドイツの薄いハムを乗せて食べるのが極上とのこと。
あーー食べたい。
あとはリトアニアの修道院ホテル(実際の修道院に泊まれるそう)の食事がとても美味しそうだった。
日本人とドイツ人は性質が似てると言われるけれど、当然ながら違う面もたくさんあり、面白かった。
特に、「ドイツ人は窓をピカピカに拭く」など。
日本人も綺麗好きが多いかなと思うけれど、窓をそこまで意識している人は少ないのでは。
小川さんが最近読んだ本の話も書いてあって、それも併せて読みたくなる。
もう1冊、続きのエッセイを購入済みなので、読むのが楽しみ。